レクサス IS 350 劣化(擦れ、傷、ひび割れ、ささくれ)したレザーシートのリペア(修理・修復)をご紹介いたします。
傷んでいたのは、レザーシートの劣化の中では一番御用命の多い部位。
そう! 運転席の座面の、車に乗る時に最初にお尻を置き(体重を掛け)体をスライドさせる、お尻を左右でホールドする部分です。
写真は、この上の写真から一番下の写真まで全て、左が修理開始前(クリーニングもする前です)、右が修理完了後です。
まずは、クリーニングをして本来の色を確認してから、修理作業をします。
御本人は、毎日ご覧になっているので、分からなくなっていると思いますが、クリーニングすると、元の色は、かなり白かったです。
きっと、こんなに汚れているとは思っていらっしゃらなかったと思います。
こういう、ステッチ(縫い糸)付近の修理の場合は、ステッチは革と同じ色に染まってしまいますことを御了解いただいて施工いたします。(サンディングの際には、勿論ステッチの保護の為に、細長くマスキングして、縫い糸を傷めないようにして施工いたしますが、塗装の際にマスキングしていると、仕上がりに、クッキリとマスキングのラインが出てしまうからです。)
できるだけ、自然な風合いに仕上げるために、革のヨレ(しわ)は完全に無くしてしまわず、軽くヨレじわが残っている程度の感じで仕上げました。
車の内装のリペア(修理・修復)の依頼で最も多いのは、やはり運転席や助手席のレザーシートの革の修理(リペア)です。次いで多いのが、レザーシートやモケット(布製)シートの各席の座面などに付いたタバコによるコゲ穴やコゲ痕の修理(リペア)です。その次が、ステアリングやシフトノブの擦れやひび割れ・裂け・破れ・めくれ・等の修理(リペア)です。続いて、ダッシュボードやドア内張りなどにできた、傷・穴・切れ・裂け・破れ・めくれ・等の修理(リペア)です。そして、その他にも多種多様な箇所の修理(リペア)依頼があります。もちろん、新品の時とまったく同じに戻すことは不可能ですが、元の状態と場所を知っている本人によく見られると分かるのは仕方が無いにしても、本人以外であれば、ぱっと見、まず気付くことがないくらいの状態にはなります。