1996年に生産は終了しましたが、当時、量産車としては世界初や軽自動車としては世界初という技術が数多く採用され、今なお愛され続け、NSⅩの軽自動車版とまで呼ばれることもあるほど日本中に凄まじい数のマニアオーナーがいる、ホンダの軽自動車にしてミッドシップ2シーターオープンカーのビートの、酷く痛んだ純正アルミホイール全4本(フロント13インチ、リア14インチ)の、
ガリ傷・擦りキズ・サビ・腐食のリペア(修理・修復)&カラーチェンジ(全塗装)をご紹介します。
《ビートに関する詳しい説明はコチラ(「ウィキペディア」フリー百貨辞典)をご覧ください》
弊社で、ビートの純正アルミホイールのリペア&カラーチェンジをするのは、これで4台目です。3台目の方は、おひとりで、何台ものビートを所有している正にマニヤと呼ばずして何と呼ぶという方でした。その方のお話では、傷やサビの無い綺麗な純正ホイールを履いているビートは皆無に等しく希少価値だそうで、皆、傷だらけサビだらけだそうです。やはり車外ホイールに履き替えてしまっているビートが殆どだそうです。その方のビートも、弊社で傷んだホイールをリペア&カラーチェンジしたビートだけが、純正ホイールを履いているそうです。
上2枚の写真は、リペアの準備段階の写真です。フロントタイヤ2本のビートを落とし(シャレではありませんよ。タイヤのエアーを抜き、ホイールのリムの下のコブまでタイヤを下げる事を「ビートを落とす」と言います。)が終えた写真です。
下の15枚の写真は、ホイールの傷やサビや劣化の写真です。それぞれを、クリックするとアップが見れます。
全4本分、傷やサビや劣化の写真全部を載せていたらキリがないので、写りが良かった写真だけピックアップしました。
下の14枚の写真は、左が、ガリ傷・擦りキズ・サビ・腐食のリペア(修理・修復)&カラーチェンジ(全塗装)を施工する前の写真で、右が、施工した後の写真です。
その下の最後の写真は、施工後のホイールの拡大写真です。
純正ホイールは、ディスク面およびリムへの立ち上がり部分までが、シルバー塗装です。しかも表面がザラザラブツブツした仕上げになっています。リムの部分はポリッシュ仕上げです。
オーナーの希望は、全面リペアしてシルバーで全塗装して欲しい、且つ、ディスク面は純正と同じような、ブツブツザラザラを出して(再現して)シルバー塗装して欲しい、そしてリムはブツブツザラザラの無いツルっとしたシルバー塗装にして欲しいというものでした。
今までのあらゆるホイールで、ブツブツザラザラの仕上げにするなんていうのは初めての経験です。私共なりに考えた手法(技術)で、ディスク面はブツブツザラザラにし、リムはツルっとした仕上げにしました。
全面にクリアー塗装を施し完成した後も、ディスク面を触ってみると、純正とほぼ同じブツブツザラザラが見事に再現されました。そして、リムは触っても勿論ツルッツルです。
シルバーにも色々ありますが、前後の比較写真を見れば分かるように、オーナーが選んだのは、元の純正の色よりだいぶ明るいシルバーです。
車を引き取りに来られたオーナーの第一声
「ウッワー!すっごい綺麗!ホイールだけ新車みたい!これからは、車(ボディー)も綺麗にしとかな。ほんと、ありがとうございます。」
こちらこそ、ありがとうございました。
いかにブツブツザラザラがなくツルっと綺麗に仕上げるかというホイールばかりの中、意図的にブツブツザラザラに仕上げるという、初めてのことをさせていただき、またひとつ、新しい経験ができました。
世の中、希少になったもう生産されていない人気の純正ホイールは数多くあります。
そんな中、車好きの方(マニア?)にとっては、その純正ホイールを履いていることが、貴重なことなんだという車やホイールも多いそうです。
そういった希少で人気のある純正ホイールは、ネットオークションなどで中古ホイールを購入しようとしても、大抵、傷だらけであったりサビがいっぱいというような物しかまず出品されていないそうです。
全面リペアや、全塗装、カラーチェンジ、その他・ホイールの傷・サビ・劣化・ブレーキダストの固着・などなど、
ホイールに関する悩み、何か我慢している方。気軽にお問い合わせ(078-651-1206)ください。