フィアット500と言えば何をイメージする?と聞かれると、車に詳しい人や、50~30歳くらいの人や、若い女性などであれば「アニメのルパン三世が乗っていた丸っこいオシャレカワイイちっちゃい車!日本では若い女性を中心に非常に人気が高い!」というような感じで答える人が多くいるのではないでしょうか。
けれど、この車は、そのフィアット500とは完全に次元の違う、いや、まったく違う車と言っても言い過ぎではない「アバルト695トリブート・フェラーリ」です。
知らない人だと「何それ?」となると思いますが、実はこの車、凄い実力を秘めている上に、かなり希少な車なんです。
フィアットが、1695台だけ生産し限定販売し即効で完売したという車です。日本で販売されたのは150台だけ、更に、その殆どがレッドのボディーで、イエローは150台中30台、西日本にはその内10台(勿論この車がその1台)だけだそうです。
アバルト(Abarth・・・サソリのエンブレムのモンスターカーとして知られた)は、かつてフィアットと同じイタリアのトリノにあった競技用自動車(レーシングカー)メーカーで、主にフィアットの自動車をベースにレーシングカーを製造していました。1950年から十数年の間に、国際記録とレースで7400以上の勝利をあげたそうです。1971年にフィアットに買収され現在は社内ブランドのひとつとして存在しています。この「アバルト695トリブート・フェラーリ」は、フィアットの小さな名車フィアット500をベースに、フィアットがチューンし販売している特別仕様車のアバルト500を、更に、フェラーリとトリブートしてハイチューンしたコンプリートカーで、”アバルト”と”フェラーリ”、ふたつのブランドを冠するピッコロモンスターです。
アバルト500には、フィアットのエンブレムでは無く、サソリのエンブレムがほどこされ、+α、この車には、トリブート・フェラーリ695のエンブレムがもうけられています。
このちっちゃなボディそして1400ccという小さなエンジンで、なんと驚きの180psという馬力を秘めています。駆動系だけでなく、強化ブレーキ・強化サスペンション・他の足まわりのチューンは当然のこと、外装、内装も完全に改造され、アバルト500で軽量化されたシートも、更に10kg軽量化した特別なバケットシートが載っています。
もちろんホイールも、こんな小さな車に17インチというサイズで、フェラーリ特有でもあるマグネシューム色の 専用のアロイホイールを履いています。(アルミホイールはアルミ100%ですが、アロイホイールには、アルミのほかにケイ素、マグネシウム、亜鉛、マンガンなどが入っており、 アルミは80%ほどです。)
と、長々と車の説明をしてしまいましたが、下の写真がガリ傷をリペア(修理)する前のホイールの写真です。
せっかくの限定ホイールなのにリムの傷が痛々しい。それでも、やっぱりトリブートフェラーリ。綺麗なホイールです。
この下の5枚は、傷のアップ写真です。
クリックすると拡大します。
この下の6枚は、左がリペア(修理)前、右がリペア(修理)後の写真です。
どうでしょう?これで、アバルト695トリブート・フェラーリの値打ちも、ふっかーつ!って感じでしょうか?
今まで、ベンツ・BMW・アウディ・フォルクスワーゲン そして レクサスの他、国産車は勿論のこと、ベントレー・アストンマーチン・ジャガー・ポルシェ・フェラーリ・ランボルギーニ・マセラティ・アルファロメオ・フィアット・プジョー・シトロエンなどなど、その他いろんな車を色々とさわらせていただいてきましたが、
この、アバルト695トリブート・フェラーリのイエローには、珍しさも手伝って、今までにない高揚感を感じました。
やっぱり、こんな小さな車にメーカー(フィアットとフェラーリ)自身がここまでやるか?ってくらいの隅々までの手の掛け方に興奮したように思います。その昔「ジャイアントキラー」とか「ピッコロモンスター」などと称された車でレース界を驚愕させたアバルト(Abarth)に贈るコンプリートカーってことかもしれませんね。
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